家庭用太陽光発電、ソーラーパネルの甘い罠

浜松原発停止のニュースが流れました。

以前に増して家庭用太陽光発電が注目されています。

最近見たテレビでは10年で元が取れると言っていましたが、はてさてそれは本当なのでしょうか。
それに合わせて発電方式などネットで調べてみました。


●発電のエネルギー源
太陽光発電:太陽光
原子力発電:ウラン、プルトニウムなど
火力発電:石炭と天然ガスがそれぞれ40%強、石油は15%弱
揚水発電:夜間電気(原子力、火力など)、水

その他、その名の通りのエネルギー源があります。水力、地熱、波力、潮力、風力、バイオマス発電など。


●環境問題(ランニング)
発電装置さえ設置してしまえば太陽光、水力、地熱、波力、潮力、風力はクリーン。

原子、火力発電は放射性廃棄物の処理、燃焼によるCO2などクリーンとは言えない。


●数値から見る環境問題の比較(未解決)
ソーラーパネルの製造などで発生する家庭一人当たりの環境破壊と発電所の製造、運用で発生する国民一人当たり環境破壊の数値によっては家庭用太陽光発電がクリーンだとも言えなくなります。

クリーンと言ってもどの時点(Well to TankなのかTank to WheelなのかWell to Wheelなのか)のクリーンなのか、それぞれを公平に比較した文献、サイトはただいま探し中です。

比較する人、団体によっては、自分がプッシュする方を有利になるような数値を算出するので参考になりません。自分達の都合のいい時点の数値だけを出してクリーンだ、クリーンじゃないというのは間違っていると思います。

例)電力会社はIHコンロの方が経済的、ガス会社はガスコンロの方が経済的だと主張する。


●CO2(二酸化炭素)
そもそもCO2が地球環境を悪化させているという文字科学的根拠はない。

CO2を槍玉に挙げてギャーギャー騒いでいるのは、それによって利益がある人達であることを知っておいてもいい。
CO2排出権を国と国の、企業間で売り買いできるようにする、それはウンコから金(きん、かねどちらでも可)を作る錬金術と同じである。

そういう人達が現実にいるのならば、環境を喰い物にした賢い馬鹿野郎の称号をくれてやる。


●家庭用太陽光発電で元は取れない?
無人の家にソーラーパネルを設置して、発電された全ての電気を電力会社に売った場合の試算をしているサイトがありました。
「ソーラーパネル 真実」で検索してみてください。

これを見る限りでは、無人の家であっても10年で元を取るのは不可能だと思いました。


●一般家庭における太陽光発電のメリット
夏場の太陽がサンサンと輝いている朝〜昼の電力需要高騰による計画停電時などではソーラーパネルの恩恵を最大限享受できると思います。夕方、夜になるとただの板。


●一般家庭における太陽光発電発電のデメリット
・屋根の劣化具合、角度によっては別途工事が必要。

・売電メーターは10年ごとに変えなければならないらしい。計量法を要チェック。
アナログタイプで1万円程度、デジタルタイプで10万円程度。住んでいる地域の電力会社によって違う。

・10年、20年後に家の屋根が台風や経年劣化によって不具合が生じた場合、屋根を修繕する費用に加えて別途料金が必要。

・ローン購入では元は取れない(そもそもローンが有るのかどうかは知りません)

・ローンで新築やリフォームの時に合わせてソーラーパネルを設置した場合、家のローンとソーラーパネルのローンがオールインクルーディング(「一式」のローンとして支払い)していたら、元が取れているのか割高になっているのかも分かりにくい。
(ローンを組んでまでもソーラーパネルにする理由は地球愛護以外ないと思います)

・パワーコンディショナーは10年程度で故障。

パワーコンディショナーのメーカー保証は概ね1年程度なので、それ以降に故障したら新品で30万円程度、部品交換ならもっと安くで済むと思います。
(たった1年しか保証しないということは、それだけ耐久性に自信がないという表れだと思います)

・ソーラーパネルの経年劣化による発電量の低下で当初の思惑通りの発電をしなくなる。

・ソーラーパネルに付着した汚れによって発電量が低下する。

・ソーラーパネルに付着した汚れをクリーニングするのは大変→業者にまかせると別途料金が発生。

・車の交通量が多い地区では埃に加えて油膜がその他の地域より多く付くのでクリーニングが必要になる。

・ソーラーパネルのメーカー保証は概ね10年。10年と1日目で壊れたら元を取るどころか大赤字

・メーカーによっては10年保証を適用する条件として4年おきに有料で定期メンテナンスが必要。費用は2万円程度。

・電力会社が余剰電力を買い取ってくれなくなる可能性もある(エネルギー供給構造高度化法)

・雨天、曇天、雪など天候条件が悪いと元が取れない(取りにくくなる)

・元を取るのに10年とも20年とも30年とも言われていますが、そもそもその家に30年住み続けられる保証は何処にもない。

・夜間の計画停電時に太陽光発電を活かすには、別途バッテリー(蓄電池)が必要。

ヤマダ電機は家庭用(中略)蓄電池を2タイプ、1000Whと2500Whを各87万円と189万円で発売を開始した。1000Whタイプのもので、充電時間約3時間、容量500Lの冷蔵庫を約5時間程度冷やせる能力がある。また東芝は、当初平成24年度の発売開始を大幅に短縮し、今年6月には3タイプ(1〜5kW、40〜50万円)を市場に投入する。
(エキサイトニュースより http://www.excite.co.jp/News/market/20110424/Moneyzine_195809.html)


●感想
デメリットを学んでメリットを知れという名言があります。

ソーラーパネルを設置するのは、「お金のため」ではなく「地球のため」という考え方は、前述した通り不明確なのでなんとも言えません。

いろいろ調べた結果、現時点での家庭用太陽光発電は金銭的メリットはないと思いました。

あくまでも「現時点」での話です。

ここからが本番です。
2011年4月25日の日刊工業新聞のサイトに興味深い記事が掲載されていました。
(http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720110425eaao.html)

東京大学の荒川泰彦教授とシャープの研究グループは、次世代太陽電池として期待されている「量子ドット太陽電池」の理論変換効率が75%に達することを明らかにした。63%が上限とされていたが、バンドギャップの間に電子の足場となる中間バンドを複数持つ構造にすると、変換効率が上がることを理論的に見出した。
(原文ママ)

さすが、目のつけどころがシャープです。
このように発電効率が上がれば上がるほど家庭用太陽光発電の未来は明るくなりますね。
これからは皆でシャープの製品を買って、シャープを応援しましょう。



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