2019/01/18
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タグ:自転車レストア
PanasonicのMTB DRANDEEのレストア記録
防犯登録シール剥がしレストア一発目の作業はシール剥がし。
管理人は毎回カッターナイフを使うが、、、。

強力な粘着のせいでちょびっとずつ時間をかけてこそぎ落していた。

ヒートガンを持っていないのでドライヤーで温めながらカッターを入れると気持ちよく剥がれた。

残った糊は100円ショップのシール剥がしとボロ布で擦る。

綺麗になった。

TSマークのシールも剥がして作業終了。


作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1085778833616166912
チェーンの錆取りサビサビのチェーン

よく見ると表面だけ錆びているっぽいので錆取りをしてみることにする。

チェーン全体にSUPER5-56を吹き付けておく。

真鍮ブラシ(錆が酷い場合はスチールブラシ)で擦る。
チェーンリングのところで擦れば力を入れやすい。

作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1085506785656467456綺麗になった。

内側は錆取りできないのでティッシュで汚れと余分な油分と取り除く。
(油分が残っていると埃を呼んでしまう)

ここまで綺麗になればいいんじゃない?

金属ブラシで擦るのでチェーンの表面の防錆加工が取れてしまうと思うので錆やすくなっていると思うのでこまめな注油が必要になるけどSUPRE5-56のフッ素のおかげでしばらくは錆びないと思う。
ディスクローター後輪を外した

ディスクローターの付け外しは六角穴ボルトで行う物とばかり思っていた思っていたけどシマノのSM-RT52は違った。
うえ、また専用工具を買わないといけないのか。なにせこれを外さないとハブのグリスアップができない。
困った。実に困ったと思っていると、、、。

ボスフリーの工具のノッチに似ていることに気が付いた。

試しに挿し込んでみるとドンピシャ。これはいけるぞ。

脱落防止の為にクイックリリースレバーで工具を固定。

固着して人力では緩められなかったので潤滑スプレー(SUPER 5-56)をさして重たい木槌でぶっ叩く。
(順ネジなので緩めるときは反時計回りに力が掛かるようにする)

取り外せた。

作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1086064730731536387少し錆びていたので錆取りをした後パーツクリーナーでクリーニング&脱脂。

スプロケットの掃除と錆取りスプロケットを外す動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1092800953894535169全体が錆びている場合は諦めて交換するか、サンポールに漬けるか、頑張って紙やすりで錆取りをするけど今回は少ししか錆びていなかったので紙やすりで錆を取ることにした。

歯と歯の隙間が狭いので金属ブラシが入らないのでたこ焼き用の平たいピックとダイソーで売っている耐水紙やすり220番とダイソーでも売っているホットボンド(グルーガン)で歯間紙やすりを自作した。
たこ焼き用のピックは100円ショップに売っているかは不明。
紙やすりの接着は耐水性と硬化時間が早くてしっかり固定できるホットボンドがいいと思う。紙やすりを変えたり取り外すときはライターで炙って熱くなったら引っぺがしてボンドが柔らかいうちにティッシュなどで拭い取ればボンドは綺麗に取れる。

こんな感じ。紙やすりは一枚を折って両面使えるようにしている。

水をつけながら擦ると効率が上がる(水研ぎ)
「水をつけて擦る→水が茶色になる→ティッシュなどで綺麗にする」の繰り返し。

ほどほどで終了。
油汚れはパーツクリーナーと歯ブラシでノックアウト。

裏面も錆びている。

内側の錆は取れないのでほどほどで終了。

スプロケットの錆取り作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1086180154668249088紙やすりで擦ることによって元々あった防錆加工がなくなっていると思うので気休めにフッ素配合の防錆スプレー(SUPER 5-56)を吹きかけて余分な液を拭って作業終了。
どうせすぐ錆びると思うので次にひどく錆びたら新品に交換する予定。
※閑話休題
とあるブログでフッ素配合の潤滑スプレーはグリスなんかよりも防錆効果が非常に高いという実験結果を見たのでそれを信じている。
ハブのグリスアップまずはリアハブ。

15mmと17mmのレンチを使った。

シャフトは固くなったグリスがべっとりと付いていた。

もうグチョドロ。ノーメンテならこんなものか。

鋼球をピックアップ。

排水溝ネット(茶こしでも可)に入れてパーツクリーナをぶっかけてクリーニング。

フリーボディを外した。

初めての作業なのでドキドキ。

これは分解できないタイプのフリーボディーだったので表面をクリーニングして終り。

玉受けを綺麗にして新しいグリスを入れて鋼球を入れて作業終了。

次はフロントハブ。
多分前のオーナーがいじったようでナットが緩んでいた。しかも基本的にはいじってはいけない方のナットを緩めていた。そっちはハブコーンレンチが入らないから普通はいじらなんだけどな。ハブコーンレンチが入らないってことはダブルナットで玉押し調整ができないのとナットが緩むってことね。

シャフトを回してチェックすると案の定水が入ってグリスが抜けてゴリゴリしていた。
動画で見る(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1086491168857194501玉受け内はカピカピサビサビ。(写真はパーツクリーナーを吹いた後)

違和感を覚えたので原因を探しているとロックナットが裏表逆に付いていた。多分前のオーナーがいじったんだろうなー。

ギザギザが付いているほうが外側になるのが正解だと思うから向き変えておいた。

クリーニング&グリスアップをして作業終了。
タイヤ交換などパナレーサーのツーキニスト700x35c
全周にひびが入っていたので要交換。

チューブは前後ともにバルブ付近がパンクしていたので要交換。

メーカーはCST。28 1 1/8用のチューブだった。この表記は見たことがなかった。

砂利道やダートを走りたかったのでCST(チェンシン)のカルティベーター700x32cのブロックタイヤ(キャラメルパターン)を選んだ。
チューブはパナレーサー。

メーカー名をバルブの位置に合わせる。

スプロケット、ディスクローター、タイヤを取り付けて作業終了。

サスペンションフォークのオーバーホール人生初のサスペンションフォークのオーバーホール。
RST MACRO-T6

プリロード調整ツマミの下にあるギザギザ部分を回して外す(正ネジ)
専用工具を持っていないのでウォータポンププライヤーで慎重に外した。
樹脂製なので耐久性が心配。あと数回オーバーホールしたら割れそう。

底部にある六角穴ボルトを外す(正ネジ)

フォークを振るとチャプチャプ水が溜まっている音がしたので嫌な予感がしていた。
分解するとやはり水が溜まっていた。

構成分はこんな感じ。

劣化したグリスや錆が酷い!

スプリング。下はクリーニング後。

インナーチューブの錆。

360番の耐水紙やすりで錆取り。

1,000番→1,200番の耐水紙やすりで仕上げ。

インナーチューブの中に残った古いグリスや汚れをクリーニング。
ハンガーにペーパータオルや古Tシャツを巻いた自作の道具を使用。

インナーチューブにシリコングリスを塗布。
上記の道具で塗り込んだ。

各パーツにシリコングリスを塗布。

シリコングリスはゴムやプラスチックを痛めないのでサスペンションフォークを長く使いたい人は使おう。

分解した逆の手順で組み立てて作業終了。
作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1086937888028209152サグ出し(サスペンションの沈み込み量の調整)をしたけど、体重60kgの管理人が乗った場合バネが一番伸びた状態が丁度良かった。
ヘッドパーツグリスアップグリスが切れていた。

構成パーツ。

左:クリーニング前、右:クリーニング後

クリーニング後

クリーニングとグリスアップをして作業終了。
リアディレイラーのオーバーホール簡単分解できるところまで分解。

樹脂パーツにはシリコングリスを塗布。

各所クリーニングと注油をして作業終了。
赤のテンションプーリーに交換。

錆びたネジをステンレス製に交換フロントディレイラーとステムのネジ(ボルト)が錆びていたのでステンレス製に交換。ホームセンターで1本10円位。
錆びたネジの錆取りをして再利用しても良かったけど錆びてない方が気持ちいいよね。
before

after (ステンレス製)

before

after

before

after

before

after

クランクの取り外しフィキシングボルトが固着していて若干手間取った。

クランクの取り外し。

作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1087517200909357056
BB(ボトムブラケット)の取り外しBBの取り外しは自転車いじりの最大の難所でもあり鬼門でもある作業だ。
新車でも組み立て時にインパクトレンチでねじ込んでいる場合は取り外しがとても困難だ。
この自転車は13年物の自転車なので案の定BBが固着していた。
潤滑スプレーを吹いた後にモンキーレンチを木槌でぶっ叩いたらネジが回った。
最悪フレームが割れる危険があるのでこういうことは二度としたくないな。普段からメンテナンスすることにしよう。

※左側は正ネジ、右側は逆ネジ
作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1087529470787870720構成パーツ。

ガタつきもゴリゴリもなかったので本体をクリーニングしてネジ部にグリスを塗って元に戻した。

ペダルを交換やっぱりペダルも固着していた。
木槌でぶっ叩いたせいで手持ちの安物の15mmのレンチが2個とも壊れたのでサイクルベースあさひに行って外してもらった(400円)ついでに1,500円位のペダルレンチを買った。
これがサイクルベースあさひで買ったペダルレンチ。
あと500円追い金すればホーザンのガチのペダルレンチが買えた事を知らなかったから後悔してる(笑)

タイオガのスリムペダルに交換した

※左側は逆ネジ、右側は正ネジ
作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1087653712368025600
ワイヤー類とグリップを交換各ワイヤーが錆て動きが渋かったのでステンレス製に交換。
ヨドバシ.comって安いね。ポイント率も高いのでこれからはワイヤー類を買うときはヨドバシを利用することにした。

新品のワイヤーに替えたらブレーキも変速も軽い力でシャキシャキできるようになった。ワイヤーが錆びたらすぐに交換しよう。
作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1087925453321580547ワイヤー交換のついでにブレーキレバーの握り幅調整ネジの錆落としをした。

after

グリップも交換。

作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1087972969601818625
泥除けのパーツの修復泥除けは普段は使わないから外したら、、、。

全然力を加えていないのに泥除けを固定するパーツが割れてしまった。

ネットを調べると瞬間接着剤と重曹を使うと強力に補修できるらしいのでやってみた。

作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1088038328199311360修復後、泥除けを自転車に取り付けて走行したけど壊れることなく使えている。
壊れたらその時に追記します。
シートクランプを交換以前プジョーのマウンテンバイク用に買ったけどサイズが合わなくて、お蔵入りしていた物が使えるかも?と思ってはめてみたらドンピシャだったので交換した。


購入するときはちゃんと直径を測ろう。
作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1088234299231358976
サドルを交換純正のサドルを交換した。


作業動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1088257043792683008
ディスクブレーキの調整中古で買ったままの状態でいくら調整してもキャリパーにディスクローターが当たって調整できなかった(ひきずっていた)ので、一度ブレーキを取り外して組み直し&調整をしたらバッチリ調整できた。
これも前のオーナーがいじって戻せなくなって放置していたと思う。

サイクルメンテナンスの参考になる動画
https://youtu.be/XbnBxjeq-t4
ベルを交換付いていたベルのストライカーが壊れていたので交換した。

レストア完了レストアが完了したので乗ってきた。

その時の動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1089367376653479936純粋に走ることを考えたら断然ロードバイクの方が気持ちいいし速いし楽にスピードを出せるけど、この自転車はフロントサスペンションがあるので手首の負担がかなり少なかった。去年に手首の骨を折った管理人としてはとてもありがたいことだと思った。
ボトルケージを取付けダイソーで売っているボトルケージ(ドリンクホルダー)を取り付けた。

プラモデル感覚で楽しい。

ステムを天地返しステムが上向きだとスピードを出しにくいし腰が痛くなったので、天地返しをして下向きにしたら大分改善した。
上向き時のハンドルから地面の高さは103cm、下向き時は95cm。

ダストブーツを交換フロントサスペンションのダストシール(ダストカバー?ダストブーツ?)が経年劣化で使えなくなっていた。

このパーツは無くてもメンテナンスをこまめにする場合は要らないらしいけど、急な雨や埃から守りたかったのとカラーコーディネイトの為にバイク用のダストブーツを買った。
マウンテンバイク用の補修パーツがあればそれにこしたことがなかったのだけど、売っていなかったのでしょうがないのでバイク用を買った。

そのまま付けたら長すぎて不格好だった。

下の方をまくり上げたら少しはましになったかな。

インナーチューブの直径を測って買ったのにブカブカだった。そういうものなのか中国製だから精度が悪いのかは不明。

これじゃ水も埃も入ってきそうだったので廃チューブを巻いて隙間を埋めた。


ダート走行マウンテンバイクとして生まれてきたのだから一度はダートを走らせてやりたかったので行ってきた。


ダート走行動画(Twitter)
https://twitter.com/rrxx79/status/1091567800970182656タイヤに泥が付いた(>_<)

たわしで擦って取った。
自転車は室内保管だから汚れるのは嫌だなー。

これにてレストア記録は終了です。
レストアにかかった費用
※既に持っていた工具、グリス、パーツクリーナーは計算外。全部揃えても1万円しないはず。

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